2013-01-01から1年間の記事一覧

ARM ARM読んでいるが

メモリオーダリングの話が出てきた。今ひとつイメージし切れない箇所があったので、ARM ARMでも紹介されていた「Memory Consistency Models for Shared Memory-Multiprocessors」を読んでみることにした。 早速「memory consistency models」ググってみると…

CFSのvruntimeの値の粒度

Linuxのスケジューラ CFSの実装を読んでいる。このスケジューラはタスクの中で一番vruntimeの少ないタスクを次の動作タスクに選ぶ。このvruntimeの粒度がどの程度のものか知りたくソースを読んだ。 結論から言うと、ナノ秒単位のモノトニックタイマがvruntim…

dtraceのバッファまわりなど

dtraceのバッファまわりに関して資料を読んだので、その概要をまとめておく。主バッファ 主バッファとは、トレースアクションがデフォルトで使用するバッファ。 主バッファはCPUごとに割り当てられる。 主バッファには、バッファの使われ方を示す「ポリシ」…

dtraceの集積体について

dtraceの集積体について調べてみたので、簡単にまとめてみました。dtraceの集積体とは集積関数の実行結果を格納するためのオブジェクトです。 ちょうどハッシュに似た表現形式をとります。集積関数とは、「データのサブセットに集積関数を適用し、その結果に…

年初め

明けましておめでとうございます。今年もいろいろとやりたいことがあります。 浮気性なのはちとアレなのですが、今のところ"コンピュータ系の独学"でやってみたいことは二つあります。(1)NetBSDのdtraceの研究 (2)Linuxのスケジューラ(CFS/BFS)のソースコー…