金曜日、カーネル読書会に行ってみた

なんか、最近(どころか3ヶ月)日記を書いていなかった。

けれど、カーネル読書会で主催の吉岡さんが「勉強会の記録はブログに書こう」と言う話をされていて、埃がたっぷり被った日記を引っ張り出してきたわけだ。

自分はほとんどLinuxは知らない。仕事の対象としているOSはnetbsd、しかもジャンルは組み込み開発。
Linuxは自宅のデスクトップOSとして使う || 会社のコンパイルサーバ || 会社で障害解析時のログ解析ツールで使っていたりするくらい。

じゃあ、なぜ「Linuxカーネル読書会」なのか。
「純粋に知りたいから」「技術者として幅を広げたい」「会社の外にはどんな世界があるのか知りたい」、そして「外の技術者と技術談義をしながら呑みたい」が理由だ.

そんなこんなで我が生涯2回目のカーネル読書会に参加した.

カーネルをいじって、障害解析をしている自分にとって、興味のあるネタは以下の3点。

「Bazillions of pages:The future of Memory management」
これは、サーバで64GBのRAMを搭載するのが当たり前になったときにどのようにしてメモリ管理を改善していくのかがテーマになっている論文だ。
入手はしたが、まだ読んでいない。これから読んで、まとめられたら、日記にでもまとめてみるとするか(本当か?)

SystemTap
自分はLinux周りは詳しくないが、どうもカーネル解析向けツールらしい。自分の仕事も他人(netbsdのオリジナル開発者含む)の埋め込んだバグの処理に情熱を燃やしているので、大変気になるところ.
さっそくサイト(http://sourceware.org/systemtap/wiki)にアクセスしてみる。で、これから読んでみよう。

SELinux for Consumer Electoronics Device」
SELinuxの家電搭載ネタ(でいいのかな?)組み込みUnix扱っている者としては大変気になる。お客様の中にもセキュリティを気にされる方も多いので、Trusted OSを搭載していることがカタログスペックになり得ると考えている。しかも著者は日本人。ますます興味がわいた.

などなど。

さて、20:00からのビアバッシュ・・・と思いきや、ピザが遅れるというハプニング。しかし、そんな事も気にならないくらいの濃い話が次から次へ。もう大満足です!

ビアバッシュ、そして二次会。
というか、呑みたかったので、ダッシュで店を探す。今日は金曜日。まずは通りのチェーン店を見てみよう。
・・・やはり塞がっている。
ここでチラリと十字路の右サイドを見ると
「商店街」「地元密着型の大きめの赤提灯」「駅から少しはなれている」「大体21時台後半」・・・・・・ニヤリ。
案の定、20人を納めるのに十分な領域が確保できた.

「先行しすぎ」と怒られようがいいんです(何回も電話をもらっていたようですね、すみません)
結局呑めれば、勝ちです。

やはり呑みを交えてのトークはおもしろい。

トークの中でも印象に残ったのは、「バカとも思える事にディティールを費やす、これが重要なんです。たくさんの「バカなこと」の中からいつか新しいものが芽吹いてくる。」という意味の話(By Debian関係者[ごめんなさい、名前ど忘れです])。

この言葉は大変深い。ただ、深くてまだ自分の中では未消化。もう少し消化できたら、ここにまとめてみたい十もいます。

最後に楽天の方々、どうもありがとうございました。